2011年7月1日金曜日

赤坂パストディオ

生パスタバカの店 赤坂パストディオ

東京都港区赤坂2-14-28 鳳月堂ビルB1F

tel:03-3584-2505
open hours: 11:00-23:30 Sat:-22:30 Sun:-21:30
                 lunch time: 11:00-17:00 (everyday)
price: lunch -1000yen 
        dinner  1000yen-2000yen
website:  http://www.akasaka-pastodio.jp/index.html

"生パスタバカ"を看板に掲げるほど笑
親しみやすいアットホームな看板
自然の木をイメージした特徴あるデザインの店内


今や多数のメディアに取り上げられるほど言わずと知れた生パスタ屋さん。看板に生パスタバカと掲げるほど、こだわり抜いた食材で丹精こめたパスタが食べれると評判。さらに、国際グルメ・コンクールで金賞を受賞するなど高く評価されているのだ。「パスタの神様」と言われる高橋圭夫氏から最強の自家製麺と生麺作りを伝授。そのパスタは、バラエティーに富み、野菜嫌いの人でも食べれるといわれる野菜を練りこんだパスタもあるのだ。

picture byパストディオ ブログ http://ameblo.jp/akasaka-pasfe/entry-10831259699.html

 その店内は、独特なデザインをしており、真ん中には自然の木をイメージしたとされるオブジェがどーんと建つ。その回りには天井から吊るされる数々の照明。店内は、それほど広くないのだが、天井が高いせいか開放感、そしてその独特な照明とロジハウスをイメージさせるような壁。何だか落ち着く。

おしゃれな店内の雰囲気に浸り、リラックスしたところでさらにうれしいサービスを発見。それがここのランチタイム。17:00までと少し早めの夕食を食べに訪れても、格安でランチメニューが味わえるのだ。女子を意識をした店の計らいだろうか。ディナーを1000円弱に抑えることのできるお店は、そうそうない。安くて、美味しい、バランスよく食べれるこの三拍子がそろっているのだ。

16:30頃に入って、この日頼んだのがランチメニュー2品とデザート。


渡り蟹のトマトクリーム 1100円
渡り蟹のトマトクリーム は、1日限定20食と貴重なメニューなのだ。トマトクリームとあったので、もっとクリーミーなのかと思いきやトマトの酸味と渡り蟹のエキスのよく利いた案 外さっぱりとしたパスタだった。細目のパスタには、よくソースが絡み、その出汁が口いっぱいに広がり、豊かな香りと味を堪能することが出来る。 トマトの酸味、渡り蟹の旨み、そしてチーズのコク。どれも負けず劣らず主張しているものの、くどくない。とてもバランスの取れたパスタだ。

生ウニとイカの「うに」クリームソース 950円
生ウニとイカの「うに」クリームソースは、生クリームとチーズを主役にしたいわゆるクリーミーなソース。平打ち麺は、その表面の面積が広いため、さらにクリームが絡み、よく染み渡る。濃厚だが、そこにはウニの磯の香りが加わり、出汁もよく利いている。見た目ほどくどくないのが特徴だ。

さらに、プラス150円すれば、サラダとドリンクを付けることができる。


ティラミス 450円
 ティラミスは、生地がソフトで口の中に入れた瞬間に溶ける。マスカルポーネチーズがよく利いた甘さ控えめで少し酸味のあるクリームに苦味で引き締めるココアパウダー。コーヒーの香りも良く、これらの食材を引き立てる。大して量はないが、少しで大満足するデザートだった。

 全体的に大満足な内容だった。パスタは、モチモチとした食感。生麺ゆえにパスタのクリームがよく絡み、一本一本噛み締めて味わうことが出来る。この独特の歯ごたえとソースの沁み具合は、乾麺では作ることのできない絶妙なバランスとタッチ。モチモチとした食感は、少しでも満腹感が味わえ、食べ応えも十分。
  
 生パスタの唯一の欠点と言えば、まとまって固まってしまうこと。モチモチのパスタが互いに絡み合い、塊となってしまうのだ。ゆるいソースはそれを解く役割を果たしているものの、今回のように少し濃厚なものを頼むと結果固まってしまう。他店ほどクリームソースがこってりとしておらず、さらさらしているのもそれを防ぐための策だろう。それが逆にソースをあっさりにし、くどさでクリームの味をごまかさないところがまた良いところ。違った意味で、ここにもう一人生パスタバカが誕生した笑 きっと多くの人を魅了しているに違いない。ぜひ会社帰りに立ち寄ってみては。
 

2011年6月29日水曜日

森羅本店 ~飲茶の会~

森羅本店 ~飲茶の会~


神奈川県小田原市本町2丁目14-16

tel: 0465-23-0318
open hours: lunch 11:30-14:00
                dinner 17:00-22:00

website: http://www.0465.net/omise/shinra-honten/
price: lunch 1000yen-2000yen
        dinner 3000yen-5000yen

Note: this event taken place on June 26, 2011 was a lunch/ dinner course presentation for regular visitors noticed in advance. 

注意: 飲茶の会は、事前に開催の告知を受け、当日は終日店舗貸し切りにて行う完全予約制のイベントです。

日時:平成23年6月26日(日) 昼の部 12:00~ 夜の部 18:00~
会費:4000円

飲茶の会メニュー
前菜 1品目 チャーシュー
 
チャーシューは、はちみつ漬けにしてあるのだろうか表面に光沢があり、つや良く仕上がっていた。肩ロースを使用している割には、少し固めで若干甘め。個人的には、もう少し塩気があるほうが好きだが、肉の臭みは一切感じられず、肉の脂身がとても美味しかった。

前菜 2品目 なます
  なますは、かぶ、しょうが、にんじんを甘酢につけたもの。そこに中国山椒を使用し、ピリっと引き締まる味付けにしていた。全体的に甘いものの、中国山椒の香りとしびれるような辛さがアクセントになって、シンプルながらも工夫の凝らした1品だった。

小籠包

  小籠包は、上の部分はスープを閉じ込めるためだろうか皮の部分が若干厚く感じた。そして、出来立てが出て来たものの、もう少し熱々でもよかった。(どうしても他の参加客と合わせて一遍に持ち運ぶからその間に冷めてしまったのだろう。)スープ、味ともに申し分ない塩気で豚の脂の風味で旨み、コクを補っていた。そこにしょうがと香酢のアクセント。絶妙の組み合わせだ。

焼きフカヒレのコンソメスープかけ
フカヒレを焼くとは、前衛的なアイデアだ。皮の剥いた焼き茄子と表面を炙ったフカヒレにコンソメスープをかけたもの。薄味で素材本来の食感、香り、風味を存分に楽しめた一品だった。フカヒレは、炙ることによって香ばしさが増し、コンソメのコクと加わり旨みへと変わる。手の込んだ一品だ。

小海老のモチモチクレープ包み
プリプりとした海老が姿を覗かせる
  飲茶でもよく目にする一品だと思うが、これもシンプルそうに見えて、実に手の込んだ一品だ。海老を一度油通しし、プリっとした食感と色のツヤを出す。上新粉のようなもので生地を作り、そこに具材を巻いていく。ソースは、中国醤油と日本の醤油と水によく炒めたねぎ油。あと引くような香ばしさにぷりぷりともちもちとした食感。添えてあるシャンツァイと一緒に食べれば、さわやかな香りが加わり、ねぎの香ばしさと醤油の塩気によく合う。

鶏と魚介の茶巾包み
中身は、たくさんの具材  
  12品頂いた中で私が一番気に入った一品がこれだ。なんと言ってもその手の込んだ仕事には、圧巻。まず、包んである茶巾に見立てたものは、実は卵白を薄く引いて、焼いて、具材を包んだ後に蒸したものだ。その具材は、鶏肉、いか、しいたけ、海老、たけのこと香り、出汁の出る食材をふんだんに使用している。ベースのスープは、シンプルに中華スープだが、具材が出汁のコクを出す役割を果たす。とにかく美味しい! そして、刻んである緑色は三つ葉を細かく刻んであしらったもの。シェフは、彩り、香りと細部までこだわり、決して妥協をしない。

小田原鯵の北京ダック風
断面写真
シェフは、工夫を凝らすだけでなく、地元の食材、旬のものを取り入れることも忘れていなかった。細部まで客をもてなすその心はすばらしいと思った。小田原の鯵をフリッタのように揚げ、レタス、千切りのきゅうりを加え、北京ダックを食べるときの皮で巻いたもの。中に入っているソースは、旬の梅を使った梅肉のソース。思った以上に果実感があり、甘い。ソースというよりかは、梅のジャムかもしれない。梅肉のソースを使用することで鯵の青臭さかき消す役割も同時に果たしているのだろう。驚きの連続だ。

半ば過ぎて、この量。とても全部で4000円とは思えない凝った料理の数々。私は、このときすでに腹6、7分目。でも、この先もいつものように厳しい目で料理の数々を評価していく笑

帆立貝の焼餃子

断面写真
いわゆる私たちの想像する焼き餃子とは、一風変わったものが出て来た。表面は、カリッと、中はふわっともちもち。ここにもシェフのこだわりが伺える。中に使用している食材は、くわいと貝柱。シンプルだが、くわいのシャキシャキとした食感。貝柱の出汁がモチモチの生地に染み込み、風味が口の中全体に広がる。一番下に豚の背油を敷き、ダンチン?という片栗粉でつないだ食材をミルフィーユ状に重ねていく。一番上には、刻んだパセリ、卵の黄身、ハム。これを一度蒸して、さらに表面がカリカリになるまで焼き上げる。どの食材もインパクトがあるが、主張しすぎることなく、うまくバランスが取れている。不思議な食感と味のコラボレーションに感動。

和牛肉のシチュー四川風
フランス料理で出てくるようなシチューほどくどくなく、牛すじ肉としいたけの出汁のよく利いたシチューだった。味は、オイスターソースを使用したような風味だが、オイスターソースは使用せず、豆板醤とにんにく、お肉の出汁を合わせて煮込んだそうだ。この料理は、一歩間違えると機内食で出てくるようなあんかけご飯にもなってしまう。その調理方法は、紙一重だ。豆板醤の塩気が強いため、白米を添えて食べるとちょうど良い。

しかし、料理も終盤へと近づき、ここでシチューは個人的にかなりきつかった。


地鶏の薬膳スープ
鶏ベースのシンプルなスープは、黄金に輝いていた。具は、シンプルに出汁のとった地鶏のみ。味付けは、塩+薬膳(香辛料)。シチューのあとにすっきりとしたスープ、口の中に染み渡る鶏の出汁とすーと喉に効く香辛料。良い口直しになった。

胡麻団子
  これも飲茶では定番のデザートだが、ここでもシェフは工夫を凝らし、餡に想像もしないある食材を使用していた。餡は、甘しょっぱいバランスの取れた甘さだ。そして、油も多少吸っているからかサラっとしたゆるい餡だった。そこに若干だが、酸味が加わる。この酸味こそが想像もし得ないある食材の正体。それは、レーズンだった。刻んだレーズンを使用し、餡のくどさを最小限に抑え、油で揚げる。胡麻の香ばしさと餡のほど良い甘さがよく絡み合う。うん。ただただ驚くばかり。

杏仁風味のアイスクリーム 苺ソースかけ
 最後のデザートは、なんともさわやかで可愛らしいデザートだった。バニラビーンズをふんだんに使ったバニラビーンズにアーモンドパウダーの豊かな風味。クリーミーな杏仁豆腐のような味わいだ。そこにさわやかさをプラスする生クリームと苺のソース。苺の甘酸っぱい味とベリーの風味は、杏仁の香りを殺すことなく、うまく引き立てる役目を果たしている。揚げ物続きだっただけにこの爽快なデザートは、すんなりお腹に収まり、口に残るくどさを一瞬にしてかき消してくれた。シンプルに美味しい。

全体的に大大大満足の内容だった。こんな手の込んだ料理と食材を使ったお料理を提供して4000円は、返って申し訳ないくらい。今回は、家族と参加したが、中には1組10人の団体で全員が料理研究家とプロも参加していた。プロをも魅了して虜にする料理を提供する森羅。そのコストパフォーマンスは、毎回驚かされるほどすばらしい出来。ぜひ一度試してみては。

2011年6月25日土曜日

STYLE CAFE

STYLE CAFE

神奈川県鎌倉市大船1-5-4
tel: 0467-50-0705

open hours: 11:00-24:00

website: http://style.kumo.cc/

シンプルな看板
この手作り感満載のボードとメニュー写真♪
今や、ラテアートと言えば、誰も知っていて、大抵どのカフェでも味わえるものとなった。そのラテアートを競う大会さえあるほどだ。大船初のデザインカフェアートのお店は、ここSTYLE CAFE。偶然、ホームページをみかけ、素朴でおしゃれな感じの店内が掲載されていて、興味を持ったのが訪れたきっかけ。

店内は、非常にこじんまりとしていて、1階はカウンター席、2階のテーブル席もわずか24席。そのインテリアは、他にない、壁紙は黄緑を基調としたモダンなテーストだ。


可愛らしい雑貨の数々
ランチメニューは、シンプルに2種類。手作りのランチメニューが可愛らしい♪


この日は、友達と2人で行って1つずつ頼み、味見し合った。

トロトロポークカレ

お魚のゆずこしょうマヨネーズ焼き
セットのスープ だいこんとあおさのスープ
ランチメニューは、サラダとスープとドリンクが付いて950円。かなりお得なお値段だ。
肝心な味だが、まずまずと言ったところ。

トロトロポークカレーは、トロトロに茹でた豚バラ肉をシンプルにもカレーに乗せたもの。カレーは、さらさらとしていたが、野菜の煮込んだコクのある味付けだった。いわゆる素朴で家庭的な味。特別、何かが際立って美味しいという感じではないが、慣れ親しんだ味に近い。

魚は、いわゆる銀だらにマヨネーズとゆずこしょうを乗せて、ホイル焼きしたような一品。銀だらは、もともと淡白な魚で少し臭う。臭いゆえ少し濃い味付けに仕上げるのが普通だ。味の濃さは、申し分ないのだが、マヨネーズが主張しすぎてゆずの香りが負けていたような気がした。そのためか魚の独特な臭みが残っていて、残念だった。調理の仕方によっては、ゆずこしょうを主体にすれば、臭みも消せたかも。

おしゃれでモダンな店内。いまひとつインパクトに欠ける料理だった。せっかくモダンなインテリアでかつラテアートを売りにしているのだから、それに見合う少し凝ったお料理を提供してほしい。これもお店を切り盛りする上での重要なポイントだと思う。店内の雰囲気、客層、そしてメニューのバランスが大事。

この日は、ランチでお腹がいっぱいになり、肝心のラテアートやデザート類が食べれなかった。次は、ここの看板商品でしっかりと評価したい。

2011年6月22日水曜日

Madame Shinco

バームクーヘン・マダムブリュレ

【Madame Shinco 箕面本店】
〒562-0033 大阪府箕面市今宮4-10-44
tel: 072-749-4538
fax: 072-749-4540
open hours: 10:00-20:00
closed on: tuesday

http://www.cowcowfoodsystem.com/

ここのイチオシ商品は、マダムシンコ会長が開発したバームクーヘンだ。最近では、テレビに多く紹介されるなどヒット商品として有名だが、その味はどんなものだろうかと1つ購入。
結果から申し上げると、残念としか言いようがない。

以下、今期最高の辛口のメントを繰り広げてみる・・・苦笑
パッケージも度派手なアニマル柄とホットピンク。1つ 1470円
今夜(6月21日)のTBSの「紳助社長のプロデュース大作戦!」という番組でも取り上げられていたが、マダムシンコがプロデュースしたバームクーヘン マダムブリュレは、日本全国各地から絶大な支持を得ている。その作る過程がテレビで堂々と公開されていたのだ。

その手順とは、まずふわふわのバームクーヘンを焼き、その後、たっぷりのメープルシロップに浸す。最後に、表面にフランス産赤砂糖(カソナード)を付け、バーナーで炙るという手の込んだ品に仕上がっている。まず、この大胆な発想はマダムならではないだろうか。今までに見たことも想像したこともない、味わったこともないバームクーヘンが出来上がった。

その正体がこれ!
一瞬、これはバームクーヘンか?と疑うほど、奇抜でいかにも甘そうな香りが漂ってくる。切り分けるバームクーヘンの層にまでメープルシロップが浸透しているのがわかる。

中心部に向かって、メープルシロップとカラメルが浸透しているのがわかる

【評価 ★★☆☆☆ 2.0 / 5.0】

驚くのは冷凍すれば1ヶ月も保存が可能という事実だ!まず、これを聞いて思ったのが、よっぽど砂糖を使用しているから保存が可能なんだろうと。そして、バームクーヘンはふわふわの生地が命とも言えるのに、それを大胆に凍らせてしまうとは・・・常識破り。そもそも生地の表面はカラメルがシャリシャリと食感を残すほど、砂糖を使用している。また、メープルシロップに浸すことで生地はしっとりどころかベタベタしている。その上に冷凍したら、生地は堅くなり、台無しにならないのだろうか。試したことはないから何とも言えないのだが、冷蔵庫に入れただけで堅くなり、キャラメル部分は逆に解けてベチョベチョになったのは確かだ。品質の管理として、まずありえない・・・。

私の中でのバームクーヘンとは、上品な甘さで紅茶などと一緒に楽しむお菓子。そういう意味では、パッケージからしてマダムらしい度派手な作りと色。バームクーヘンも同じだ。この舌に残るほど甘さとくどさは、上品さに欠ける。いくら新しい発想で他にはないとは言え、私は好きになれなかった。このバームクーヘンは、甘さが強いだけに濃いコーヒーのほうが合うかもしれない。エスプレッソのような濃いコーヒーにキャラメルやメープルの香ばしい香りと甘さがコーヒーに加わり、また違った味を演出するだろう。
  
テレビに出ているからと言って、必ずしも美味しいものではないし、自分の好みのものを探すのは至難の業。やはり、これは地道に一つ一つ試さないとだめなんだなと痛感。

もうこの商品は口にしないでしょう・・・汗

2011年6月21日火曜日

村上重本店

村上重本店

京都市下京区西木屋四条下る船頭町190

tel: 075-351-1737
fax: 0120-36-0871 / 075-365-0871

open hours: weekdays            9:00~19:00
                sat, sun, holidays 9:00~19:30

closed during New Years (1/1-1/3)

website: http://www.murakamijyuhonten.co.jp/

picture from 村上重本店 HP (http://www.murakamijyuhonten.co.jp/) 

picture from 食べログ (http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260201/26007678/dtlphotolst/P6942326/?ityp=3)

ここの千枚漬けは、味も値段も別格だ。昔、母が日経新聞(?)に出ているのを目にして訪れたのがきっかけで、漬物と言えば、家は決まってここ!以前は、京都の本店しかなく、父の実家の兵庫県に帰る際に必ずと言って通っていた。今は、高島屋や物産店での購入、通販でも頼むことが出来る。ずいぶんと便利になったものだ。

村上重の歴史は古く、その創業は天保3年(1832年)。

「野菜本来の味を大切にし、持味を引き出すような漬け込み技法をかたくなに守っております。」(http://www.japan-kyoto.net/meisanhin/syoku/murakamijuhonten.htm)。また、季節ごとの旬の食材を用い、季節感をとっても大切にしているお店だ。そして、保存料、添加物は一切使用していない。味に一切の妥協を許さない。旬のお漬物は、その季節限定でしか食べれないため、我が家ではその季節季節で楽しみにしているものがたくさんある。

今回は、直近で購入したお漬物3点を紹介。その他に季節物でおすすめのものを2つ紹介。

左から胡瓜のしば漬、えりんぎの山椒煮、小茄子のからし漬
ここのしば漬けは、我が家の定番。酸味と塩加減が絶妙のバランス生み出している。胡瓜のパリッとした食感が酸味と紫蘇の風味にアクセントを与える。もちろんお茶漬けで食べるのも良しだが、白身魚の煮付けと合わせてもまた一味違う食感と味が味わえて、大好き★
  
佃煮と言えば、大概甘いというイメージが強いのだが、ここのはどちらかというと辛口だ。このエリンギの山椒煮は、醤油がベースで素材本来の味を最大限に活かしたシンプルな味付けが特徴。山椒のピリッとしびれる、さわやかな風味が加わり、さらに味が引き締まる。エリンギそのものは、分厚く切ってあり、その歯ごたえも楽しみの一つだ。分厚く切りながらも、味は、中まで染み込み、噛み締めるごとにそのシャキシャキとした食感とじんわり奥から醤油と山椒の豊かな香りが何とも言えない。決して、薄味ではないのでお茶漬けで食べるのがおすすめ♪

小茄子のからし漬けは、大人の味。からしの鼻に抜ける辛さとこなすのカリッした食感とみずみずしさ。鼻に抜けるこの辛さは何ともいえないほど辛いのだが、これが病みつきになる。

picture by 食べログ(http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260201/26007678/dtlphotolst/P1201050/?ityp=1)
 村上重の千枚漬けは、味も値段も別格と言ったが、まさにその通り。冬の限定商品だ。100g630円と決して安いものではない。一回の購入で千枚漬けだけでゆうに1000円は越えるのが当たり前だ。その味だが、他の市販のものを食べ慣れた人にとっては、衝撃かもしれない。味付けは、昆布と塩のみとシンプル。千枚漬けというと甘いか酸っぱいかどちらかが思い浮かぶだろうけど、ここのは違う。漬物自体が昆布の粘りに覆われるほどしっかりとした昆布の風味と絶妙な塩加減。味に申し分なし。我が家では、必ずお醤油をちとアクセントに垂らし、お茶漬けで頂く。20数年間生きてきて、ここに優るほどの千枚漬けは見たことがない。それくらい自信を持って、おすすめ出来る品の一つ!

もう一つは、この夏限定の瓜の昆布漬け。これも千枚漬け同様に味付けは塩と昆布のみ。瓜のパリパリとした食感と昆布の粘りは、夏バテした身体にぴったり。あっさりとしていて、塩気も多少あるし、その風味はさわやか。我が家にとっては、これから来るであろう暑い夏を乗り切るための必需品だ。

季節問わず色んなものが食べれるようになった現代。利便性を追求した生活もいいが、こうやってそれぞれの季節がやって来ないと食べれない品を待つのも一つの楽しみである。食材本来の味で勝負し、味に余計なものを加えずにシンプルかつ古風な考え方がここの魅力と言えよう。創業から約180年が経った今、これからも変わらずこの伝統の味を守り続け、ずっと伝えていってほしい。野菜を漬物にしても、これだけ野菜それぞれの味があって、美味しいものだと。少なくとも私は、ずっとこの考えに同調していきたいし、これからもここの漬物を食べ続ける。

2011年6月19日日曜日

段葛 こ寿々

段葛 こ寿々

神奈川県鎌倉市小町2-13-4
JR 鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ徒歩10分

0467-25-6210

open hours: 11:30-18:30
closed on: monday

website: http://www.kamakuratoday.com/meiten/kosuzu.html

情緒溢れる店入り口
別の角度から
鶴岡八幡宮のすぐそばに建つ言わずと知れたお店、段葛こ寿々。わらび餅と手打ちそばに定評のあるお店だ。大通りに面した場所に一軒の古き良き日本の古民家が建つ。情緒あふれる外観がさらに客を引き寄せる。
昔ながらの一軒家

外が気になる坊や笑
土日、紫陽花の見ごろの時期とあって、店内は大賑わい。おおよそ1時間並び、ようやく入れた店内は薄暗く、古民家ならではの雰囲気が漂う。

こじんまりとした店内
名物 こ寿々そば 1050円
 頼んだのは、名物のこ寿々そば。冷たいそばに大葉、三つ葉、海苔、天かす、大根おろしの5種の薬味が掛かっている。別につゆ、ねぎ、わさびが付いてくる。

そばを食べる上で大事なのは、以前の投稿 (艸楽庵)でも紹介したようにつや、喉越し、香りが大事と言った。今回は、ざるそばではなかったので、そばそのものを味を見極めるのは難しい。しかし、堂々と手打ちそばを看板メニューとして出しているのだから自信があるのだろうと思い、何も付けず、そばを食べてみた。

その感想は、艸楽庵ほどではなかった。喉越し、コシ、つやはいいのだが、そば本来の香りが足りない。ましてやこれだけの薬味を乗せているのだから、完全に負けてしまっている。そば自体は大したことがないのだが、薬味の香りを楽しむ分にはとても美味しく頂ける。それだけにもうちょっとそばにこだわってほしい。おしい!笑
薬味は、天かすのコク、大葉、三つ葉のさわやかさ、海苔の風味、そして大根おろしの辛味。この香りがすべて合わさり、どれ一つと負けることなくうまく調和しているのだから、びっくり。強いて言えば、少し三つ葉が優っているだろうか。でも気になるほどではない。別に盛ってあるねぎとわさびを加えることでまた違ったアクセントを生み出す!これは、これとして美味しかった。つゆは、かつおがよく利いたしょうゆベースで甘くない辛口のつゆだった。具材全体を引き締める役割りを果たしていたと思う。つゆに関しては、申し分ない。逆に甘いつゆ場合、具材の味全体があやふやになっているだろう。

デザートは、手打ちそば以上に押しているわらび餅。こちらのほうが定評がある。だから、頼まずにはいられなかった。

わらび餅 525円
  一口食べて、その食感に驚いた。この弾力といい、粘り気。今までに食べたことのない食感だ。黒蜜は、決して甘すぎず、コクがあっさりとしたわらび餅を包み込む。ここのわらび餅を食べたら、他のお店が食べられないかもしれないというほど。食感で楽しみ、しっかりとしたコクにきな粉の香り。絶妙なバランスとタッチ。

これは、お土産決定!家族の分を一箱購入。鎌倉に立ち寄った際には、ぜひここのわらび餅をお試しあれ。このわらび餅は、期待を裏切らない!