京都市下京区西木屋四条下る船頭町190
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open hours: weekdays 9:00~19:00
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closed during New Years (1/1-1/3)
website: http://www.murakamijyuhonten.co.jp/
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picture from 村上重本店 HP (http://www.murakamijyuhonten.co.jp/) |
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picture from 食べログ (http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260201/26007678/dtlphotolst/P6942326/?ityp=3) |
ここの千枚漬けは、味も値段も別格だ。昔、母が日経新聞(?)に出ているのを目にして訪れたのがきっかけで、漬物と言えば、家は決まってここ!以前は、京都の本店しかなく、父の実家の兵庫県に帰る際に必ずと言って通っていた。今は、高島屋や物産店での購入、通販でも頼むことが出来る。ずいぶんと便利になったものだ。
村上重の歴史は古く、その創業は天保3年(1832年)。
「野菜本来の味を大切にし、持味を引き出すような漬け込み技法をかたくなに守っております。」(http://www.japan-kyoto.net/meisanhin/syoku/murakamijuhonten.htm)。また、季節ごとの旬の食材を用い、季節感をとっても大切にしているお店だ。そして、保存料、添加物は一切使用していない。味に一切の妥協を許さない。旬のお漬物は、その季節限定でしか食べれないため、我が家ではその季節季節で楽しみにしているものがたくさんある。
今回は、直近で購入したお漬物3点を紹介。その他に季節物でおすすめのものを2つ紹介。
左から胡瓜のしば漬、えりんぎの山椒煮、小茄子のからし漬 |
佃煮と言えば、大概甘いというイメージが強いのだが、ここのはどちらかというと辛口だ。このエリンギの山椒煮は、醤油がベースで素材本来の味を最大限に活かしたシンプルな味付けが特徴。山椒のピリッとしびれる、さわやかな風味が加わり、さらに味が引き締まる。エリンギそのものは、分厚く切ってあり、その歯ごたえも楽しみの一つだ。分厚く切りながらも、味は、中まで染み込み、噛み締めるごとにそのシャキシャキとした食感とじんわり奥から醤油と山椒の豊かな香りが何とも言えない。決して、薄味ではないのでお茶漬けで食べるのがおすすめ♪
小茄子のからし漬けは、大人の味。からしの鼻に抜ける辛さとこなすのカリッした食感とみずみずしさ。鼻に抜けるこの辛さは何ともいえないほど辛いのだが、これが病みつきになる。
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もう一つは、この夏限定の瓜の昆布漬け。これも千枚漬け同様に味付けは塩と昆布のみ。瓜のパリパリとした食感と昆布の粘りは、夏バテした身体にぴったり。あっさりとしていて、塩気も多少あるし、その風味はさわやか。我が家にとっては、これから来るであろう暑い夏を乗り切るための必需品だ。
季節問わず色んなものが食べれるようになった現代。利便性を追求した生活もいいが、こうやってそれぞれの季節がやって来ないと食べれない品を待つのも一つの楽しみである。食材本来の味で勝負し、味に余計なものを加えずにシンプルかつ古風な考え方がここの魅力と言えよう。創業から約180年が経った今、これからも変わらずこの伝統の味を守り続け、ずっと伝えていってほしい。野菜を漬物にしても、これだけ野菜それぞれの味があって、美味しいものだと。少なくとも私は、ずっとこの考えに同調していきたいし、これからもここの漬物を食べ続ける。
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