2012年3月1日木曜日

ochazukeんちのごはん①

 ochazukeんちの晩御飯 2011年12月某日

アナログな母に代って、普段のお料理を紹介する企画をスタート。
ほぼ毎日食事しているものを取り上げるわけにもいかないが、たまにこうやって紹介できればと思う。

母の料理は、いつだって私にとってのお手本。普段キッチンに立たせてはもらえない分、「見て、食べて覚えなさい」っていうのが母のモットー。

ochazukeは、昔から必死に母の味や料理を研究してきたのだ。備忘録のように、こうやってblogに書き記す事はochazukeにとってもよい勉強にもなるのだ。


【この日の献立】
・お刺身:かんぱち
・厚揚げさん
・桜エビの土鍋ごはん
・6種の小鉢
~穴子と山椒の炊いたん
~ぬたの自家製酢みそ和え
~桜エビと胡瓜のボン酢和え
~北海道産の白子
~しらすとわかめと胡瓜の酢のもの
~焼きしいたけ 柚子の香りを添えて

6種の杯を食器替わりに使用

穴子と山椒の炊いたん
生の穴子ってどうしてもぬめりや臭みが残るんだよね。捌く段階でしっかりとした下処理が必要で案外手間と時間がかかる。皮目に熱湯をかけて、包丁の裏目で表面をこそいで、よく水洗う。水とお酒を1:1の割合で鍋に入れる。一煮立ちしたら、さっと湯通しして、煮こぼす。もう一回洗ってから、たれ(しょうゆ、砂糖、みりん、お酒)で煮る。こうした下処理をすることで、臭みが消えるだけでなく、身もきゅっと締まる。外はしっかり中はふんわりの状態に仕上がるのだ。
山椒と一緒に炊くと、ピリッとしびれ香り立つアクセントになる。味の引き締め役。これはたまらん!笑

桜えびときゅうりのポン酢和え
桜えび生で食べても香りが良いし、土鍋ごはんにするとさらに赤が鮮やかになり、色どりもとても良い。ぷりっとした食感は、きゅうりのシャキシャキとした食感にぴったり。


我が家の定番酢の物と言えば、ちりめんとわかめと胡瓜の酢物。小魚であるちりめんは、カルシウムたっぷり。

ぬた 自家製酢みそ添え

毎年、おせち料理に丹波から取り寄せる白みそが余るため、酢みそをこしらえる。香りの強い葱類にも合うし、イカの一夜干しなどにも酢みそはもってこいの万能調味料。白みそのなんとも言えないまろやかさと酢の酸。香りの強い葱が主張しすぎず、とても上品な一品に仕上がるのだ。

北海道産の白子
冬の時期が旬の白子。ふっくらとしていて、クリーミー。葱とかんずりがちょっとしたアクセント、旨みを増す。新鮮だから、生臭さもほとんどない。この季節しか食べれないとっておきのぜいたく品。鍋などに入れてもまた出汁を吸って、美味しいんだな。

焼きしいたけ 柚子の香りを添えて
焼きしいたけにするなら身が分厚く、しっかりとしているものに限る。そうじゃないと香りも食感も台無しになってしまうからだ。焼くことによって、しいたけの旨みが中にぎゅっと凝縮され、噛んだときに、じゅっとお汁が滴るのだ。その香りは添えてあるゆずにも負けない力強い余韻の残る芳醇な香り。大好き。

新鮮な魚が手に入る土地に住んでるからこそできる贅沢。毎週のお刺身やお魚料理が楽しみなんだな。ochazukeの当分の目標は、きれいにお魚を捌けるようになることです。ochazukeの修行は、まだまだ足りん。

2012年2月26日日曜日

Chateau Mont-Perat Grand Vin de Bourdeaux

Chateau Mont-Perat Grand Vin de Bourdeaux 2009



容量:750ml
色:赤
原産国:フランス
生産者:デスパーニュ家
醸造:ミシェル・ロラン
品種:メルロー80%、カベルネソーヴィニヨン10%、
カベルネフラン10%
味:ミディアム~フルボディ
価格:2590円 (成城石井にて)








  ドラマ「神の雫」でも紹介された大人気のヴィンテージ。しかも世界中が期待を寄せる2009年当たり年!某有名雑誌にて1級シャトーワインの評価を越えたことでも知られるツワモノ!美しいガーネット色に輝く色を見て、フルーティーさや味の深さを連想させる。

【評価 4.3/5.0 ★★★★☆】
舌に触った瞬間は、一瞬甘く、丸みがある。追って後から果実味あふれるベリー系の芳醇な香り。ブラックチェリーやカシスを思わせるアロマチックな香りに、口全体に広がる樽の香り。余韻に浸る中、最後タンニンが舌を刺激する。辛みは味を引き締め、若さを醸し出す。酸はそこまで強くなく、どちらかと言うと香りや丸みのある滑らかなボディーに芳醇な香りが印象的だ。このワイン、若さゆえにちょっと損してるところがある気がする。だからこそ、熟成させて、樽に馴染ませたらもっと美味しくなるのではないかと予想するのは、ochazukeだけでしょうか?

コストパフォーマンスも素晴らしい。2500円台のワインでここまで香り高い味に深みのあるワインが飲めるのは、うれしい限り。ワイン好きにはたまらないこの濃厚で香り豊かなワイン。ぜひお試しあれ。

生姜軟骨料理 がらがら

生姜軟骨料理 がらがら


address: 神奈川県川崎市麻生区上麻生1-6-3 マーケットプレス27 B1F
tel: 044-952-0553

open hours:
 lunch tue-sat 11:30-14:30
 dinner tue-sat 18:00-24:00 (L.O. 23:00)
           sun       17:30-23:00 (L.O. 22:30)
closed: Monday
price: lunch  -1000yen
        dinner 3000yen-4000yen

website: http://www.syouga-love.com/

branch: 生姜料理 しょうが マプレ2階 http://www.syouga-love.com/syougadinner.html
祝茶房 紅拍手 マプレGF http://www.syouga-love.com/kouhakusyutop.html



それこそしょうがは、ここ2、3年ブームが続いているが、このお店は昔からしょうが料理を売りにしている。新百合ヶ丘は、ochazukeの昔の地元でもあり、思い出のお店の一つ。その当時、しょうが料理はあまり知られていなかったので、しょうが料理と言えばここって決めていた。

今回久しぶりに立ち寄ってみた。相変わらず、お店の雰囲気や活気は当時と変わらない。お昼時、30分もしないうちに店内は満席。真ん中のドリンク・サラダ・しょうがの漬物コーナーを囲むようにテーブル席が少々、奥にカウンター席。こじんまりとした店内だ。

店内写真①


テーブル席写真①
がらがらと言えば、トンキコと言っても過言ではないくらいトンキコがここの名物料理となっている。がらがらの看板料理:「トンキコとは、豚バラ軟骨を生姜と葱でじっくりコトコト煮込んだもの。骨まで全部召し上がれます。」

写真 食べログより

 一味も二味も違う豚の角煮と言ったところか。生姜や葱の風味がよく効いていて、豚の臭さを一切感じさせない。煮込まれた軟骨は、トロトロでたれに出汁として溶けだし、さらにコクと丸みをプラス。ガッツリと食べたい男子におすすめする逸品。クセになるこの味を一度お試しあれ。ちなみに、ランチのごはんはおかわり自由!この日も次から次へと「ごはんおかわり~!」が飛び交う。個人的には、コッテリがあまり得意ではないため、半分も食べると飽きちゃう。2人で1つを分け合うとちょうど良い。

 この日、ランチで頼んだは、鶏がら軟骨水餃子定食。ランチには、これにおかわり自由の豚汁、サラダ、ごはん、しょうがの漬物がついて880円と驚くほどの安さ。でも、もっと驚くのはそのパフォーマンス。

鶏がら軟骨水餃子定食

水餃子!
サラダ、しょうがの漬物
とにかく豚汁は具だくさん。確認できた食材だけでも7種類以上。ねぎ、にんじん、キャベツ、こんにゃく、ごぼう、さつまいもと栄養満点。

餃子の中身は、お肉がいっぱい詰まっていて、食べ応えも十分。にらにしょうが、軟骨がたっぷり。食感が美味しさを引き立てる!そして、メインとも言えるその白濁したスープは、濃厚で舌に絡むほどの鶏がらスープ(白湯)。脂浮く中、コテコテでもたれると思いきやそうでもない。たっぷりのねぎ、針しょうが、白髪ねぎが濃厚な味を引き締め、さわやかさを演出。とても同じスープとは思えないほど、一口目、口に含んだときのマッタリ感と最後口に残るさわやかさが違う。少し置いておくとにこごりができそうなほど濃厚だが、これだったらぺロり。

さらにクセになるのが付け合わせのしょうがの漬物。しょっぱいが、生姜の独特の香りと味がやみつきになる。ごはんのお供にもなるし、水餃子の箸休めのような感覚で食べるのもよし。

お肉が苦手な人でもたまに本日のメニューで寒ブリの竜田揚げ定食など用意あり。その日になってみないとわからない。

しょうが好きには、たまらないお店。初心者は、まず名物のトンキコを試すと良い。全体的に味はしょっぱいが何だか通いつめたくなるような味。しょうが効果だろうか。チェーン店でもある2階の「しょうが」とB1階の並びにある「祝茶房 紅拍手」もぜひ試してみたい。